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【シルバーの特徴と種類】


 銀は、金と共に、多くの人々が昔から最も親しんできた貴金属です。
 銀が使われ始めたのは、紀元前3000年頃のようで、メソポタミアの古代遺跡から発掘されています。
 その後、現在の中東やアフリカ等で採掘や加工の技術が生まれ、装飾品等に使われ、人々の間に広まりました。

 現在のように科学が発達する以前には、銀は不思議な力を持つと信じられ、守護や魔除けの象徴でもありました。
 そのような伝説は、現代でも生きていて、単なる貴金属としてだけでなく、洋の東西を問わず、不思議な魅力を持った物として愛用する人が多いというのも、銀の特徴かもしれません。

 また、最近では、銀のイオンがバクテリアに対して強い殺菌力を持つことが注目されています。

 すべての金属の中で、可視光線の反射率や熱伝導率がとても高く、銀の元素記号「Ag」は、ラテン語の「argentum(輝くもの)」という言葉が語源です。

 金属としても優れた特徴を持ち、人々にも愛されるシルバーですが、貴金属の中では比較的化学変化を起こしやすく、空気中の硫黄分に反応して、 表面が硫化して、黒ずんでしまうという厄介な一面も持っています。
 また、稀にですが、塩素と化学反応を起こし、塩化して変色することもあります。

 銀の品位(純度)は、通常1000分率で表されます。

 例えば、アクセサリー等によく使われる「silver925」というのは、銀の純度が92.5%で、後の7.5%は他の金属(多くは銅が用いられる)が混ざっているということです。
 ちなみに、日本では品位925までを「純銀」と称することができ、品位800までが貴金属に分類されています。


品 位

通 称 と 知 識

silver 1000

通称:ピュアシルバー、ファインシルバー、サラ

本来の純銀。そのままでは柔らか過ぎ、取り扱いや加工に向かない。一般的には、製品としてあまり見かけることがない。

silver 999

通称:コマーシャルシルバー、トリプルナイン

品位1000の銀と比べて、ほぼ遜色がない。一般的に純銀として流通しているのは、ほとんどがこの純度。

silver 950

通称:ブルタニアシルバー、五分落ち

スターリングシルバーに代わり、1697〜1720年にイギリスで貨幣鋳造に使用されたもの。

主にアクセサリー等の装飾品として使われ、日本ではスターリングシルバーが主流になる以前、最も多くアクセサリーに使われていた。

silver 925

通称:スターリングシルバー

ノルマン朝初代のイングランド王であり、征服王と称されたウイリアム1世(1027〜1087年、在位1066〜1087年)がロンドン塔に造幣所を設け、純度925/1000の銀を本位として採用。通称の「スターリングシルバー」という名は、プランタジネット朝のヘンリー2世(1133〜1189、在位1154〜1189年)の時代に銀貨を鋳造を司った「スターリング家」の家名が由来だと言われる。

セルフハードニング(時効硬化)という特性を出し、使用や加工で様々な利点があることから、アクセサリー等に使われるほか、貨幣、食器、雑貨等、幅広い用途で使われるシルバー製品の主流。

silver 900

通称:コインシルバー

通称の通り、硬貨に多く使われる。

silver 833

通称:ダッチシルバー

オランダにおける銀の本位。

silver 826

通称:ダニッシュシルバー

デンマークにおける銀の本位。

silver 800

通称:ジャーマンシルバー

ドイツの伝統の銀食器に多く使われる。




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